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発売から2年経ったいまあえてBrackberry Priv をレビューしてみた

ようこそ

僕は今Blackberry Privというスマホを使っているのですがBrackberryを知っている人もそんなにいない世の中になってしまいました。

Brackberryはスマホの初期からある由緒あるスマホでiPhoneともAndroidとも違ったものでビジネスパーソン中心に多くの根強いファンがいます。しかし、iPhoneやAndroidの力には勝てずシェアは1%切ってしまうものになっているのが現状です。




Brack berry PrivはそんなBrackberryの最終兵器として投入されAndroidを搭載したBrackberryになっています。結局あまり売れず、事業売却となってしまいました。発売から2年経っていますが、一度Brackberryを使ってみたかったので2ヶ月間使ってみて今更ながらレビューしてみます。


●スペック
・画面サイズ(解像度):5.4
型(2560×1440)
・CPU:Qualcomm Snapdragon 808(1.4GHz×4+1.8GHz×2)
・メモリー: 3GB
・ストレージ:32GB
・メモリーカードスロット:microSDXC(MAX2TB)
・カメラ(背面/前面):1800万画素/500万画素
・OS: Android 5.0(6.0までバージョンアップ可能)

・バッテリー容量:3410mAh
・本体サイズ(幅×高さ×奥行):77.2
×9.4×147mm
・重量:194g
・カラー:ブラック

・その他の特徴 microUSB端子、Brackberryアプリ使用可能、ワイヤレス充電

スペックだけみてもわかるように2015年のスマホとしては非常にハイスペックであり今でも十分通用するモデルです。


1. 使用感や電池持ち


ハイスペックということで日常使いならなんでもそつなくこなしてくれますがゲームをやっているとたまにアプリごと落ちてしまったり、Brackberry Hubでメールみようとするとカクつくことがあるのが致命傷です。

画面は非常に大きい分、手が大きい自分でも持ちづらいほど大きいです。比較画像はとれなかったですが、iPhone8PlusGalaxy Note 8よりも大きい。画面の端は両手使わないとまず無理でした。

有機ELかつ、5.4インチかつ画面の解像度も高いので非常に映像はキレイに写ります。

電池持ちも3410mAhもあるので何も使っていなかったらすごく持ちます。一晩ほったらかしにして寝てしまってもほとんど残量に変化はありませんでした。ただ、使うとなると爆熱を持ってしまいその分減りも速くてゲームを10分していていたら熱で非常に熱くなり、Coolingdownで動作に制限がかかってしまいます。

しかし、その分冷めやすくもありその後何もしなかったらすぐに冷めてくれるのはありがたいです。

ベンチマークもSnapdragon808では標準的な数値


2. キーボードと文字入力


横になっちゃっていますね


Brackberryといったらキーボードです。この機種もスライド型のキーボードを備え付けていますのでキーボード入力もできますし、スライドしないで使うことも可能です。なので、スマホでおなじみのフリック入力もできますのでLINEや検索といった簡単な入力はフリックで、長い文章を作るときはキーボードでといった使い分けが可能です。キーボードだしている時はフリック入力できないように文字入力画面が映らないので大きい画面をめいいっぱい使えます。

キーボードも1個1個のキーは小さいので打ちにくそうと思ったのですが、使ってみると違いました。最初は慣れないため打つのにも苦労していましたが慣れてくるとキーボード使ったほうが速いことも多くありました。キーボード入力し易いように設計されているので打ちミスは意外に少なかったです。

変換がちょっと変なのと、日本語↔英語の入力方法の変更がスライド閉じないとできない?(僕が知らないだけかも)のが使いづらいなと思うところです。

キーボードにはアプリのショートカットキーやキーボードでスクロールできる機能もついています。

3. カメラ機能


従来のBrackberryはビジネスケータイでもあったのでカメラ機能に関してはお世辞にもいいとはいえないような代物でした。

しかし、Privはカメラ機能にもこだわりがあります。1800万画素という数字だけでなく公式の説明書にも載っているだけでも「光学手ブレ補正機能」「位相差オートフォーカス」「HDR」「6要素 f2.2レンズ」「裏面にイルミネーションスタックセンサー」「デュアルフラッシュによって強化された写真のカラーバランス」「顔認識」などなど載っていました。

実際の写真はというと

某滝

滝の水しぶきはぼやけてしまっていますが結構キレイにとれたんじゃないかな?

左上からマグロ・イカ・アジ・生タコ・天然ブリ

料理の写真もこの通り。ある程度近寄って撮影できました。日本のメーカーのカメラのようにいろいろな撮影モード(料理モードとか風景モードとか)はないのですが手動で光感度なども調整できるのはいいと思いました。特に何も設定しなくてもキレイに撮れているので十分な性能だと思います。

ほぼ光がない夜間のフラッシュ使用しての撮影

4. Brackberryとしての特別な機能


今作のBrackberryはAndroidOSを搭載したモデルです。BrackBerryはこれまで独自のOSを使っていましたがiPhoneとAndroidが中心のこの世の中なのでアプリの入手が難しかったり(それこそゲームはほぼ無理でした)、Google系の連携サービスが壊滅状態だったりといろいろ「普通の人」にとっては使いにくいものでした。

AndroidにすることでアプリやGoogleサービスは良くなりました。また、Brackberry独自のアプリ(Hubなど)もAndroidに対応を行い従来のBrackberryを維持しながらAndroidに乗り換えたという印象です。

確かにBrackberryではある。しかし、初めて使う人にとってはただのキーボード付きのAndroidである。

そう思いました。確かにBrackberryならではキーボードや高度なセキュリティや独自の使い勝手の良いアプリケーションはあるのでBrackberryからの乗り換えでも操作に戸惑うことはほとんどないのかなと思います。むしろ、カメラ性能や多種多様なアプリが使えるなど従来のものと比べても遥かに進化を遂げています。

しかし、従来のAndroidユーザーからしてみたら、ただのキーボード付きのAndroidにすぎません。Brackberryの特徴でもあるキーボードも別に使わなくたって使えますし、HubやメッセンジャーもGmailなどで代用できますし「Brackberryらしさ」というものはこの機種にはないと思います。逆にいえばAndroidからなら操作に戸惑うことはほとんどなく使えます。


発売から2年たったとはいえ未だにメ○カリで3万円前後で取引されている高級なモデルであることには変わりはありません。今は新たにKey Oneというモデルも出ていますが純正Brackberryはこの機種がラストです。長文入力が多い、人とは違ったスマホが欲しい、高級感のあるスマホが欲しいというかたは購入もアリな選択肢だと思います。




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