ようこそ格安SIM講座へ
今年に入ってから急激に携帯業界が動き始めてます。高額なCB競争による乗り換え合戦がなくなり、既存ユーザーをより重要視するべく低価格な料金プランを設定したり、2年自動更新型契約がなくなりそうです。
で、肝心の料金はというとなんと
高くなりそうです!!!
見た目の料金は安くなるかも知れないですが、価値ベースで考えるとマジで高くなります。
本日はこれらについて考えていきます。
①一括0円や実質0円での端末販売禁止について
2月から一括0や実質0といった端末代があからさまに安くなることについては廃止になりました。だけど今のところまだいろいろな条件(2台以上の購入や、指定されたデータプランの加入)を満たしさえすれば一括0などで渡すことができます。ただ、それ以上にキャッシュバックつけたり、毎月割などの端末についている値引きを受けることはできないのでどんなに安くても6000円~7000円ぐらいになりそうです。昔は下手したら2000円や3000円で最新機種が使える状態だったので以前と比べると高くなってはいるもののそれでも機種変更で同じキャリアにとどまっているよりかは安くなりそうです。
ちなみに機種変更に関しては今と昔で大して条件は変わっていなそうです。
②1GBプランについて
これはどのキャリアも国から言われたから仕方なくやっている感があります。
auでは4900円で1GBプランを新設しましたがあくまで長期同じ機種を使い続けるようなユーザー向けのプランですので、端末値引きは一切ありません。お得になるのは全然インターネット使わなくて当分の間機種変更するつもりのない人向きです。
例えば、iPhoneですが本来は割引等入って月々1200円ぐらいで持てますが、1GBプランにしたとたん4000円まで値上がりします。合計で9000円近くなり、5GBのプランの方がむしろ安くなるといういびつな構造になっています。
もし1GBにしたいお客さんがいたら全力で止めますが、それでも1GBにしたいのなら受け付けしますがコイツアホだなって間違いなく思います。このプランに申し込むぐらいならショップに来た人でもSIMフリーiPhone買って格安SIM指したほうが幸せになるって言いたいぐらいです。
③2年縛りについて
どうやら今の料金+300円/月になりそうです。最初みたとき僕は安っ正直思いました。何故かというと現行の縛りなしプランだと+1500円/月だからです。ただよーく考えると値上げになります。
理由は毎月300円払うことでこれを2年間払えば7200円なので、2年毎に乗り換えるのなら現行が9500円なので安くなりますが、この9500円を越えるのは32か月目つまり、2年と8ヶ月で現行よりも解約金が高くなります。世の中の大半はいつ更新月なのかもわかっていないユーザーなので、もしこのプランに変更ってなったら、得するのは2年毎に乗り換えるユーザーで損をするのは長期ユーザーになります。
はっきり言っていつでも辞めることの出きるメリットなんてタブレットやルーターなどの、本来買うつもりで来たわけでもないのにいつのまにか契約していたっていうような副商材がメインだと思います(きずかないうちに更新月が過ぎていたなんてことがよくありますから)。
逆に自分の携帯やスマホなら大体いつ更新月かなんて辞めようと考えるならある程度事前に調べておいているはずですし、長年そのキャリアを使っているユーザーなら気にする必要のないものだと思います(長期だと今のプランでは解約金も安くなりますし)。
今回の料金改訂は上っ面だけやって、裏では多くのユーザーに不利益な構造になっています。今までもそうだったように結局損をするのは長期同じ携帯会社を使うようなユーザーです。もうこんなことには振り回されず格安SIMに乗り換えちゃいましょ!今使っている端末でもソフトバンクでなければ使えるし、電波の品質はほとんど変わりません。違うのは端末を自前で購入することとキャリアメールが使えないぐらいです。今こそ料金の安い格安SIMに乗り換える時ですね。
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