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新しく総理大臣になった菅総理が携帯電話料金の値下げを表明しました。それによってソフトバンクも20GBで5000円切るプランを用意する準備をしていたり、KDDI(au)も値下げに積極的という記事もあります。
しかし、携帯電話料金はほんとうにやすくなるのでしょうか?
安くするっていってるんだから安くなるのは当たり前って思うでしょう。この携帯電話料金の値下げを言い出したのは5年前に安倍総理が言い出したことです。この頃はまだショップで働いていたのでこの先どうなることやらと他のスタッフたちと話していたものです。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/720902.html
で、実際にこの5年間で携帯料金は大きく変わりました。実際に変わった点は、
・利用が少ない方向けに1GBのプランを新設(ただし、一切の割引なしで1GB5000円)
・MNP乞食を防止するために一括0円の禁止(これによって安く使うことが不可能に)
・2年縛りの廃止、縛りないプランでも料金がほとんど変わらないようにした(で、なんか変わった?)
・機種代の値引きを20000円まで(これによって高額スマホはべらぼうに高くなり、さらに36回や48回の分割が登場しますます乗り換えし難くなった)
といったところでしょうか?
総務省がやったことは単純で
「一部の人が得をするのはおかしいからみんなが同じ料金にする」
という社会主義、共産主義的思考です。で、誰が得をしたのかというと
「乗り換えしにくくなって、新規契約者に優遇する必要がなくなった携帯大手3社」
です。5年前安倍総理が携帯料金やすくすると明言したとき新規に使っていたお金を既存契約者に還元されるという話をニュースなどでちらほら聞きましたが果たして還元されたのでしょうか?実際還元されてないから未だにユーザーは高い高いと文句をいい総理も料金値下げを指示しているのです。今度こそはと期待する国民も多いでしょうが実際何もしないでボケーとしていて安くなるなんてことはありません。どうせまた、大手3社が得をするようなプランができあがってまた5年後ユーザーが高い高いといって菅さんもしくは次の自民党総裁が値下げを指示といったところでしょうか?以降ループをいつまでもやっていつになったら料金が安くなるのかね~とかいっていたらいつの間にかおじいちゃんおばあちゃんになってしまいます。
はっきりいって料金値下げを待つぐらいなら自分の「努力」で料金を値下げしたほうが遥かに楽ですし、しかも即効性があります。野球が上手くなるのもピアノが上手くなるのも勉強ができるようになることもすべて適切な方向で努力をしているから上手くなるのです。野球上手くなるのかね~とかいってちんたら練習しててもいつまでたっても上手くならないのと一緒です。
まず、日本の携帯料金は高くはない
いきなりで申し訳ないですがこういうグラフをテレビでみたことがある方は多いかもしれません。
このグラフでは東京の料金は1番高くなっています(リテラシーが低い人もいるので念の為説明しますがこの中で1番高い=世界で1番高いというわけではありません)。そもそも物価や事情が違う海外と比べてもなんの意味もない(むしろ家計に対する通信費とかの変動とかみたほうがいいのだが)気がしますが。
しかし、次のグラフをみたことがある方はあまりいないでしょう
総務省が公表しているデータですがこのデータをニュースで上げているのはIT mediaを始めとしたIT系ニュースサイトとテレビではモーサテでやっていたぐらいですからね。一般のかたには届いていなくてもおかしくはありません。
で、このグラフから言えることは
日本はどこにいても高速通信(ここでは4G)に接続するし、しかも早い。
つまり、料金が高いなりのサービスを日本国民は受けているのです。確かに趣味で登山をしますが山の中でも4Gつながるところ多いですね。
一方イギリスなんかは4G接続率もよくないし、通信速度も日本では初期の4Gスマホのスピード並しか出てないですね。だから安いのです。
だけど、日本国民は携帯料金を高いと感じるのは一体何なんでしょうか?
日本の携帯料金が高いのはサービスを使い切れていないから
いくら速度が早かろうとどこにいても繋がろうとも今ではそんなことはほとんど誰も気にしていないでしょう。当たり前になってしまったのです(だから繋がらなくなるとみんなパニックする)。だから速度やエリアでアピールしても国民からはだから?ってなってしまうのです。
一方で使ってもいいよとなっているのに使っていないところがあると高いと感じてしまうからだと思います。使ってもいないものといったらデータ容量が代表的でしょう。
最初に携帯料金値下げが言われた5年前も同じことを言われ結局各社そろって1GBプランを新設しました。が、当時はまだあった機種代の値引きもされず、通話プランの強制加入もあり価格は5000円弱と全くもって安くないプランが出来上がってしまいました。当然こんなプラン誰も入る訳なくあっという間に消え去りました。私もスマホデビューのかた向けのプランでは料金が安くなるのでこれで契約したことはありますがそれ以外で契約した記憶はないですね。通常スタッフが押したいプランとユーザーが考えるプランはマッチしていないことが多いのですがこの1GBプランはスタッフからもユーザーからも嫌われるというある意味マッチした斬新的なプランでした。
携帯電話各社はどうしてもWi-Fi中心で容量少なくて済む低容量プランユーザーからもそれなりに金額をいただきたいと考えているみたいです。だったらまずやるべきことはデータを使い切ることです。今は2段階プランもあるので必ずやるべきかといったら別ですが定額プランならYoutube視聴もダウンロードもすべてWi-Fiなしで4Gないし5Gでやってしまえばいいのです。
もしこれで使えきれないとなったら固定回線を切ってしまって携帯電話代のみにしてしまえばいいのです。
ただ、使い切れるぐらいの量なら別の手段を考える必要がありそうです。
安くするには何かを削るしかない
もうあとは、料金の面でさげていくしかありません。そのためには何かに目を瞑る必要があります。
① 使っていないサービスの解約
今はあんまりないですが、携帯の契約時に何らかの有料サービス登録を義務付けられていることがあります。1ヶ月無料でいいからと渋々契約してみたものの使っていないで知らず知らず課金なんてことをしている人は結構いるはず。使っていないサービスは速攻きりましょう。これだけで1000円マイナスになっても可笑しくはありません。
当然自分の意志で有料サービスに入ったものの最近はめっきり使わなくなり課金し続けるということもあります。吟味して続けるものは続けるいらないものはきっぱりやめるということも必要でしょう。
② データ使用量、電話代を下げる
あと下げれるものといったら、データ使用と電話です。これらも使用してなければ無駄な料金払っているので下げたほうがいいでしょう。どのプランが適切かはショップでも確認できますが、ネットでもできます。
これは特に機種変してから半年後ぐらいに効果的でしょう。なぜなら、機種変時には契約の関係で大容量プランで契約したりカケホーダイプランにしたりすることがあるから。取り分け初心者の場合はどんだけつかって課金されるかわからないから最初から大容量プランにしときましょという良心的な言葉で(表向きですが)大容量プランにして結果的に使っていないということがあります。場合によっては相当やすくなります。
ただし、直近1ヶ月ではなく3ヶ月とか6ヶ月とか長期的な平均でみて考えたほうがいいですよ。
③思い切って格安SIMにするしかない
使っていないサービスの解約やプランの変更をしても安くならないならもう打つ手は1つしかありません。それは格安SIMにすること。
格安SIMにすれば電話をいっぱいするもしくはデータをいっぱい使うというユーザー以外はほぼ確実に安くなります。例えばドコモで5GB使うなら5478円(税込み)~となっているのですが、これを
【楽天モバイル】
にするだけで2980円で利用できてしかもデータ通信量は無料となります。ただ手続きするだけで2000円以上も安くなるなんてめちゃくちゃ未呂姫的じゃないですか?
格安SIMおすすめ3選
格安SIMにはたくさんの会社がありどこを選べばいいかよくわからなくて結局大手でいいやと思って高い料金を払っているかたは多いと思います。なので、この3つの中から選べば安心です。
① auの電波がそのまま使えて早い!!UQモバイル
「格安SIMは遅い」って聞いたことがあるかたは多いと思います。まぁ、大手の会社の回線を利用している分優先順位は下がるので仕方がありません。
UQモバイル
ならauの子会社化されましたので速度がさがるなんてことはありません。なのでイライラすることなくゲームや動画が楽しめるます。料金も安いと1980円ですし、データ使用量も4GB使えます。さらにTwitterやInstagramといったSNSはデータ消費をしません。SNSは写真データや動画データも多いし隙間時間でついついみてしまうもの。結構データ消費してしまうんですよね。格安SIMにしてもサービスの質を落としたくないかたにおすすめです。
auやソフトバンクはエンタメフリーといった特定のアプリを使った場合、データ消費しないというプランがあります。格安SIMでも同様のプランがある会社があり
BIGLOBEモバイル
で提供されています。
このエンタメフリー機能が非常に優秀で該当サービスだけでこんなにあります。
私が普段使っているアプリでも、Youtube LINEMUSIC、Radiko、楽天マガジンと4つもありました。動画系に弱いのが残念ですが、普段使っているアプリが該当してれば利用する価値は高いと思います。
BIGLOBEはKDDIの子会社化されていますので安心ですし、BIGLOBEは固定回線とのセット割りも提供されています。
格安SIMは大小様々な会社によって運営されています。当然そんな多くの会社があるほど需要があるわけでもなく、会社が買収されるとか最悪の場合倒産→サービス停止なんてこともあります。OCNモバイルは格安SIMを初期の初期から提供しておりいわば老舗といった感じ。老舗だから安心というわけではないですがバックにはNTTがついていますのでそう簡単に潰れることはないと思います。
NTTというとつい最近ドコモを子会社化しましたね。ドコモにはサブブランドが存在しないとか少し話題になっていますが、大本のNTTがOCNを持っているので必要ないといったら必要ないんですね。
なので、ドコモとOCNはNTTグループの一員ということで速度も早く、いくつもの会社がドコモの回線を使っているのですがNo1の品質です。
格安SIMにしても絶対失敗したくないというかたにおすすめです。
料金を安くするには自分から行動するしかない。
少しでも安いキャベツを買うためにガソリン代のほうが高くなるのに隣町のスーパーにいく。これは主婦なら誰しもやったことがあることでしょう。しかしながら、携帯代に限らず保険料や電気代といった毎月それなりの費用がかかり、プラン変更や乗り換えをするだけで何千円も安くなるのに面倒だからという理由だけで乗り換えをしないのはいささかバカというか理解に苦しみます。
携帯料金の値下げに期待したいのはわかりますが、何もしなければ今のようにずっとずっと高い高いと文句をいっているだけだと思います。値下げするなら自分から行動をおこすしかありません。格安SIMにして5年経ちますが不便なところは何一つありません。嘆いているぐらいなら隣町のスーパーにわざわざ行くぐらいの感覚で料金を下げていくのが1番てっとり速いですよ。
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